ホラー映画のCM
怖い話がこわい。
どうしようもなく怖い。
ドキドキして眠れないこともあれば特定の場所に近づけないこともあれば布団から出られないこともあれば人から離れたくなくなることもある。
基本的に怖い話に触れるか触れないかは自己責任だ。ホラー小説や小話、都市伝説などはよむか読まないか選ぶことが出来るし、怪談を知人と話すかどうかなどは拒否することが出来る。
しかしながら宣伝の類のものは拒否できない。番組をみている途中に現れるCMやサイトの上下に出る広告やポスターは拒否することが出来ない。しかもそれらは消費者の気を引くために見た瞬間が恐ろしいことが分かるものになっているのだ。
精神的ブラクラという言葉がある。これは見た人に精神的な苦痛やショック、不快感 を与える画像や動画、音声データ、サイトなどのことを指す言葉である。
ホラーの類の宣伝はまさにこれである。我々に不快感を与えるために存在しているわけではないとしても、精神的ブラクラと同じような効果がある。というよりも、それそのものだと感じている。
怖いから何が起きるのだ、実害はないじゃないか、気にしなければいいとかいう人がいる。それが出来ないから困っているのだ。
勝手なことを言っていることは分かっているが、悪意の有無にかかわらず嫌悪感を感じる消費者が多くいることを少しは気にしてほしいなと思う。